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奔放な欲望と保守的な価値観の衝突。 不倫に苦しむラヤールはそのことより両親に合わせる顔がないと嘆き、 ニスリンは処女膜再生のため、フランス人を装って美容整形の扉を叩く。 ホテルの予約さえ結婚証明書の提示を求められる窮屈さ。 それでも彼女たちに悲愴感はない。 ホテルの一室で男を待ちぼうけしたラヤールの絶望も、 女たちの友情で昇華される。 それでも、彼女たちの祖母世代のローズは生涯最期の恋を諦め、 娘同然の若い女優がライバルのジャマルは 閉経の事実への無駄な抵抗に躍起になる。 今はまだ水槽の金魚の自由だが、 リマが愛撫するように洗った黒髪を美女が切り落とすラストは、 彼女たちにより伸びやかな未来を約束するかのようだ。 Caramel 2007年フランス=レバノン映画 配給=セテラ 監督&主演=ナディーン・ラバキー 出演=ヤスミーン・アル=マスリー、ジョアンナ・ムカルゼル、ジゼル・アウワード |
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