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ENTER THE REVIEW

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ENTER THE REVIEW
ブログ紹介
気になったさまざまな事柄についてのREVIEWを記していきます。
<テーマ凡例>
●REVIEW〜独断と偏見による批評・感想&記事の採録。
項目は「映画」「ミュージカル」「宝塚歌劇」など
●200w REVIEW〜観たばかりの映画のコンパクトな時評
●INTERVIEW〜取材記事の採録
●PERSON〜人物紹介記事の採録
●ONE VOICE〜日々雑感
●WORKS〜最近&これまで手がけた仕事内容のご紹介
●MEMOIRE〜想い出に残る過去の出来事あれこれ

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タイトル 日 時
200w REVIEW '17 『草原に黄色い花を見つける』
絵に描いたような“愚兄賢弟”だ。 弟トゥオンは兄ティエウの騙し討ちで額に石を受けても、 留守中に愛する“小さなおじさん”を見殺しにされても 文句ひとつ言わず、 いじめられる兄に加勢し、形勢逆転させる。 豪雨による洪水に、 木切れの船を浮かべて災いが去るのを忍耐強く待つ。 弟は80年代ヴェトナムの精神性を体現するかのようだ。 ムーンとの“ままごと”に嫉妬した兄の 理不尽な殴打の“罪”を我が身に背負い、 それが原因で“寝たきり”になった弟を乗せた荷台を押す懸命さが、 謝罪さえな... ...続きを見る

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2017/07/20 22:00
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『すべて売り物』
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『すべて売り物』 いきなりモノクロームの画面に、ひとりの男性が突然、列車に飛び乗り損ね、轢かれる姿が映し取られ、観る者の胸を衝くが、そこで銀幕はカラーに転じ、それが映画撮影中の監督自ら挑んだスタントの一場面であることが判る。危険な撮影を終えたとはいえ、しかし現場の不穏な緊張感はたゆむ気配はない。本来、このスタントをするはずだった主演男優がいつまで経っても現れないのだ。 ...続きを見る

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2017/07/19 22:28
200w REVIEW '17 『ロスト・イン・パリ』
フィオナの携帯の着信音は唄う。 「自虐的でおバカな私」。 セーヌに転落し、船上レストランで踊り、エッフェルによじ登る。 アベル&ゴードンはフィオナとドムの世間との違和を 体当たりのパントマイムで視覚化するが、 笑いのための“ドジ”は苦痛だ。 カナダの旗が突き出たフィオナの大荷物は、 ただでさえ“不器用”な彼女の前途をことごとく阻む。 ベンチに腰掛けたマーサとダンカンの足首ダンスは愛らしく、 野良犬も“好演”だが、 エッフェルからパリを見下ろす解放感が弾まないのは、 彼らの笑... ...続きを見る

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2017/07/11 22:27
REVIEW 『ボンジュール、アン』
REVIEW 『ボンジュール、アン』 人生の“寄り道”の何と愉しく胸騒がせることか。その旅に「彼との旅は一生の思い出よ」と称賛される“ガイド”の同行があれば最高だ。 ...続きを見る

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2017/07/06 01:23
200w REVIEW '17 『俺たちポップスター』
「俺は攻撃的過ぎた」。 コナーは述懐するが、 彼はオーエンが指摘するように「7歳のガキ」のままだ。 名声に浮かれ、幼馴染みや敏腕マネージャーと訣別し、 セレブ狙いの恋人に公開プロポーズする愚行は、 笑えない軽率さだ。 彼らは『罠にかかったパパとママ』の模倣で 友情が修復できると信じている。 そんな絵に描いた“転落劇”は業界パロディにしても、 追跡キャメラはハンターを狙い、早くも次の獲物が現実だ。 コナーが“アレルギーのマシュー・モディン”の仮装中に 「自分らしくあれ」と気づ... ...続きを見る

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2017/07/04 23:57
REVIEW 『少女ファニーと運命の旅』
REVIEW 『少女ファニーと運命の旅』 第二次世界大戦下、ユダヤ人の子供たちは我が身に迫るナチスの脅威をどれほど理解していたのだろう。両親にとっては、我が子との永遠の別れを覚悟した支援組織での“避難生活”も、少年少女にはひとときの“林間学校”とそう変わらない気安さは、彼らが家族へ送った手紙からも窺える。それゆえ、最初の避難所からマダム・フォーマンの屋敷に辿り着いたとき、その女主人の「小さな子供がいるなんて」との嘆きの声にファニーは思いがけない衝撃を受けたのだ。 ...続きを見る

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2017/07/01 21:46
REVIEW 『君はひとりじゃない』
REVIEW 『君はひとりじゃない』 「愛する者は、決して病まない」。 アンナはヤヌシュをこう諭すが、彼とオルガ父娘が“病んだ”のは、今は亡き妻を、母を愛しすぎたからだ。その喪失感にとらわれて、遺された父子は互いに慈しむ術を見失ってしまった。 ...続きを見る

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2017/06/30 22:48
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『エディットをさがして』
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『エディットをさがして』 女性写真家として1930年代のイギリスで活躍したエディット・デューダー・ハート。その彼女の死後、実は冷戦時代、KGBのスパイだったことが明らかになる。親族の誰一人として知らなかったその“二重生活”を、彼女の従甥であるユンク監督が、当時のドキュメンタリー、エディットを知る人物へのインタヴュー、そして当時を再現したアニメーションで辿るが、時代を追ったそれらは断片的にしかすぎず、それも証言者の立場によって相反する。そして何より、スパイ活動の真相の壁として立ちはだかるのは、今の世も変わらぬ旧KGBの... ...続きを見る

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2017/06/28 22:57
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『ナイトライフ』
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『ナイトライフ』 「この国で何かがきちんと明るみに出たことがあったかしら?」。レアの親友ターニャはさらに続ける。「犬より人間のほうが危険よ」。その彼女の言葉さながら、映画もまた深夜の路上に“犬に噛まれた”弁護士の血まみれの身体を突然、露わにした後、幾つもの証拠の周辺で真実は闇の中に葬り去られる。 ...続きを見る

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2017/06/27 20:26
200w REVIEW '17 『いつも心はジャイアント』
意識不明の病床で「ママ」と呟いても、 リカルドの願いは聞き届けられない。 ならず者たちに揶揄される彼は、 ロランドや施設の仲間たちに恵まれたが、 彼の希求する母は白いオウムとアコーディオンに囚われている。 誕生日の朝、リカルドは自転車で母の施設へ疾走し、 病室の扉の前でハーモニカを吹き、 ポスト窓から覗く瞳に、かすかな母の愛を感じ取る。 ペタンクの試合中も、彼を鼓舞するのは胸に収められた母の写真だ。 ロランドは言う。 「地球が回らないなら、宇宙を回せばいい」。 最底辺であえ... ...続きを見る

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2017/06/25 23:26
200w REVIEW '17 『ジーサンズ はじめての強盗』
高齢者3人組の目的は 「年金を奪った銀行から年金額分ぶん取る」ことだ。 「パイぐらい好きに食べたい」。 それが彼らのささやかな願いであり、 ジョーは愛する家族と我が家で平穏な老後を暮らすことさえ許されない。 そんな理不尽な社会不正に“銀行強盗”で抗する “不道徳”な価値観こそが、彼らが長年の親友たる理由だ。 アリバイを証明する絶妙なカットバックが、 出来すぎな“犯罪”に信憑性と観る者の共感と誘うが、 そんな彼らの窮地を救うのは孫のような少女の証言だ。 「年輩者は敬わなくては... ...続きを見る

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2017/06/23 02:57
200w REVIEW '17 『しあわせな人生の選択』
フリアンは彼に振り回される周囲の人々の厚意に 自分勝手に甘えている。 遠路カナダから訪ねてきた親友トマスを金蔓扱いだが、 彼らが育んだ友情の本質を私たちは推し量るしかない。 従妹のパオラは独り暮らしの彼の世話を焼き、 息子は真実を伝えられない父に気を遣う。 「俺は二枚目俳優だった」。 妻との離別の経緯からもフリアンは聖人君子ではないが、 往時のカリスマ性は見る影もなく、 今や他人の意見は受け付けない頑固な重病人だ。 フリアンの「きみは見返りを求めない」にトマスは応じる。 「... ...続きを見る

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2017/06/21 00:06
200w REVIEW '17 『ボン・ボヤージュ〜家族旅行は大暴走』
「やった、みんながヴァカンスに行けば独りだ」。 それなのに、なぜ人は自家用車に詰め込まれてまで、旅に出たいのか。 それは“密室”での年に一度の家族の“懺悔”の機会だ。 出発直前、トイレの水詰まりを隠して車に乗り込む父のように、 人は誰もが自分に都合の悪いことは隠蔽し、責任回避を目論む。 そんな父でも息子は愛している。 彼らは似たもの親子だ。 生まれ来る赤ん坊の名前をめぐる父子の 携帯電話の会話の楽しそうなこと。 「学生時代の情熱はどこにいったの?」。 黄色いBMWの暴走も一家... ...続きを見る

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2017/06/19 23:08
REVIEW 『ブランカとギター弾き』
REVIEW 『ブランカとギター弾き』 「触れたもの、感じたことが夢に出てくる」。盲目のピーターのその言葉に、ブランカは彼の手を自分の頬に触れさせる。「これで私も夢で見られるわ」。この少女の何という清らかな優しさ。マニラのストリートで、生き馬の眼を抜くように暮らすブランカの心には、世知辛い世俗の毒に染まりきらない素直さがまだ息づいている。彼女がいつ何時もボロボロになった絵本を手放さないのは、その表れだ ...続きを見る

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2017/06/18 22:41
REVIEW 『残像』
REVIEW 『残像』 キャンバスに筆を入れようとした瞬間、部屋を深紅に染めるスターリンの旗を杖で引き裂くストゥシェミンスキはまさに反骨の人だ。一画家として権力におもねらないそんな信念を貫く一方、生徒たちとの野外スケッチで杖失くしては歩けない身体で丘を転がるという、自身の逆境を笑い飛ばすおおらかな逞しさを併せ持つからこそ、彼は生徒たちからも大きな信頼を寄せられるのだろう。 ...続きを見る

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2017/06/13 01:11
200w REVIEW '17 『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
「何のために踊るのか?」。 少年セルゲイの「踊ることで、人を喜ばせたい」は、 観客のみならず家族への愛だ。 彼の学費のため父と祖母は 海外へ出稼ぎというプレッシャーの中、 いつか家族が一緒に暮らすために彼は踊り続けるが、 両親は離婚し、目標は失する。 「それ以降、泣かなくなった」。 英国バレエ退団の“解放感”も束の間、 全身の刺青も舞台ではドーランで隠さねばならない。 成功に犠牲はつきものだ。 友は気晴らしとなり、恩師は父親代わりになっても、 “少年時代”は取り戻せない。... ...続きを見る

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2017/06/12 03:07
200w REVIEW '17 『ブレンダンとケルズの秘密』
修道院の外ではヴァイキング襲来の恐怖に人々が慄く中、 ブレンダンは厳格な修道院長の父に叱責されようと、 黙々と“聖なる書”の写本に没頭する。 塀ではない、物事に動じぬしなやかな彼の信念が、 暴力に破壊されかねない芸術の美を死守する。 恩師エイダンの来島から魔法の森でのアシュリンとの冒険の躍動感は、 ヴァイキングの蹂躙による修道院長の落胆、 狼に身をやつしたアシュリンの沈黙と、絶望的な内省に取って代わる分、 肌の色や体型も多彩な修道士たちが、 ブレンダンの成長を見守る狂言回し的に... ...続きを見る

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2017/06/11 06:05
REVIEW '17 『ローラ』 『3つのボタン』
REVIEW '17 『ローラ』 『3つのボタン』 『ローラ』 「男は夢見がちで、女は初恋を忘れない」。 ナントの街角で、ミシェルという名の男と セシルと名乗る女のすれ違いの奇縁に翻弄され、 行き場もなく街に取り残されるローランの純情は、 ドゥミのナイーヴな感受性そのものだ。 この港町は意気揚々たる若き水兵たち根無し草にとって ひと時の安らぎであり、 ローラは無垢なる母性だ。 彼女は愛していない客と「1回だけ」寝る俗性と、 息子の父を待ち続ける聖性を奇妙に併せ持つ。 人生は繰り返す。 ローラの本名と同じ名を持つ少女セシ... ...続きを見る

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2017/06/10 00:16
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『いつまでも一緒に』
REVIEW 「EUフィルムデーズ 2017」 『いつまでも一緒に』 娘がトイレに投げ捨てるのは、ジャンクフードだけではない。誰にもぶちまけることのできない両親への不満だ。そんなトイレが詰まり、部屋が汚物まみれの醜態をさらすまでに、そう時間はかからない。 ...続きを見る

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2017/06/05 19:27
200w REVIEW '17 『歓びのトスカーナ』
カーニヴァルの翌朝のように、 安らぎは狂騒の後、訪れる。 ベアトリーチェの“余計なお世話”は、 閉鎖的な病院に息が継げないからだ。 胸に渦巻く感情が虚言のような饒舌を生む彼女は、 病院からの逃亡を「楽しんでいるの」と笑いのめす。 ドナテッラの狂気は孤独だ。 両親との関係はいびつなまま、息子も奪われた。 「私は生まれてからずっと淋しかった」。 ベアトリーチェの過剰とドナテッラの空白が、 トスカーナの海辺で補完する。 「私たちは何を探してるの?」「幸せを少し」。 名乗らずとも... ...続きを見る

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2017/05/26 23:51

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