テーマ:REVIEW~宝塚歌劇

REVIEW 「THE SCARLET PIMPERNEL」 番外編

7月1日15時公演終了後に開催された 「スペシャルトーク~スカーレット・ピンパーネルの登場人物たち~」の 第2回「革命政府軍決起集会」の模様を番外編として。 まず、司会を務める星組組長、英真なおきが 「過激なダイエットに成功しまして」と 劇中のプリンス・オブ・ウェールズの役柄から肉襦袢を脱いで すっきりとスリムになった自…
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REVIEW 「THE SCARLET PIMPERNEL」 Part.5

ルイ・シャルル王太子の水瀬千秋は、初めてのパーシーとの出逢いで “勇気の歌”を口ずさみながら、 無表情から顔面に色を取り戻す変化が顕著で、 救出後はマリーのアトリエで久しぶりに味わう自由の空気に、 たちまち元来の子供らしさを取り戻す。 マリーにパーシーの愚痴をこぼすマルグリットの前に 思わず飛び出して、 「ぼくの母は最…
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REVIEW 「THE SCARLET PIMPERNEL」 Part.4

柚希礼音のショーヴランは、まさに黒ずくめの衣裳がピタリと嵌る 徹底的な悪の魅力を放ち、新境地を拓いた。 「マダム・ギロチン」で唄うように、 「裏町のドブで、野良犬のように育った」ショーヴランにとって、 革命こそが生きる希望であり、 それまで彼のことを嘲り、いたぶった貴族たちの命を 容赦なく奪うことが、自分の野心を満たすこ…
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REVIEW 「THE SCARLET PIMPERNEL」 Part.3

また、随所で発揮される安蘭けいの自由闊達なアドリブも 見どころのひとつになったのは、彼女の魅力ならではだ。 第1幕第9場「ブレイクニー邸・居間」では 肖像画を描くマリーに向かって、 懐かしい「シェー」といったコミカルなポーズを取る。 同じく第10場「ブレイクニー邸・庭」では、 パーシーが黒づくめの衣裳のショーヴランをから…
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REVIEW 「THE SCARLET PIMPERNEL」 Part.2

さて、冒頭に著した“ブロードウェイ・ミュージカルの単純明快さ”は、 いささか“出来すぎ”とも思えるパーシーの神出鬼没ぶりと、 つねに情勢の半歩先を見据えた状況判断の的確さに起因する。 デュハーストが言うように、 パーシーこそがピンパーネル団の“頭脳”であるにしてもだ。 たとえば、オープニングで革命政府軍に絡まれたパーシーは…
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REVIEW 「THE SCARLET PIMPERNEL」 Part.1

宝塚大劇場 2008年7月1日15:00~                 2008年7月4日13:00~ 東京宝塚劇場 2008年8月28日18:30~           2008年10月3日13:30~ 「THE SCARLET PIMPERNEL」 ブロードウェイ・ミュージカルらしいスケールの大きな娯楽作だ。 …
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REVIEW 「Red Hot Sea」 Part.2

第17場「ひき潮」はこのショウの名場面のひとつとなった。 透明感あふれるドラマティックな楽曲に、 セットのない舞台空間を埋めるダンスの壮大なスケール。 まず、大空祐飛と舞城のどかが裸足で踊り、 それに未涼亜希と野々すみ花、 華形ひかると月野姫花のカップルが加わり、 背景に雲が描かれた舞台をめいっぱい踊り切る。 たとえば…
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REVIEW 「Red Hot Sea」 Part.1

東京宝塚劇場 2008年7月17日18:30~          2008年8月11日13:30~ 「Red Hot Sea」 開幕前から、舞台中央に古びた蒸気船が据え置かれ、 下手には錆びれた灯台が佇む。 どこからともなく潮騒が聴こえ、 ここが人気の少ない海岸であることが判る。 草野旦の作品らしいのんびりとしたカ…
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REVIEW 「愛と死のアラビア―高潔なアラブの戦士となったイギリス人」 Part.3

専科からは、エジプトの太守アル・マリクに星原美紗緒。 政治的な手練手管に長けた一筋縄ではいかない エジプトの大立者の貫禄を、 登場するだけで場を威する威厳たっぷりに放ち、 ロマンに流れがちのドラマの現実感覚として 物語をしっかりと引き締めた。 トマスの処刑を前にして、非情なアル・マリクが イブラヒムと相対するとき、ふと…
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REVIEW 「愛と死のアラビア―高潔なアラブの戦士となったイギリス人」 Part.2

生来のキリスト教徒のトマスは、エジプトに深く傾倒するにつれ、 イスラム教のその独特の慣習に苦悩する。 つねに真面目で一途。それこそが、トマスの本質に他ならないが、 眠れぬ夜、あてどもなく砂漠を散歩するトマスは、 彼の跡をついてきた少年ヤシムに、 「神はおひとりです」と告げられ、目が開く。 イギリス人とエジプト人が、名前こ…
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REVIEW 「愛と死のアラビア―高潔なアラブの戦士となったイギリス人」 Part.1

東京宝塚劇場 2008年7月17日18:30~          2008年8月11日13:30~ 「愛と死のアラビア―高潔なアラブの戦士となったイギリス人」 エジプトの捕虜となったスコットランド出身のイギリス軍兵士 トマス・キースは、敵ながら友情の絆で結ばれた、 エジプト太守の息子でベドウィン騎馬隊を率いるトゥスンに…
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REVIEW 「ME AND MY GIRL」 Part.4

バターズビー夫妻には、一色瑠加と憧花ゆりの。 ヘアフォード一族は女性上位なのは、こちらもご多分に洩れず、 愛はないわけではないが、もはや惰性の関係にあるのだろう。 きっと、夫人はアル中の夫に幾度となく、恥をかかされてきたはずだ。 けれど、彼女はその原因を察することはない。 初対面の挨拶で、ビルが“飲み友達”になってくれるか…
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REVIEW 「ME AND MY GIRL」 Part.3

遼河はるひは持ち前の長身に、苦労知らずのジェラルドの お坊ちゃまぶりをおおらかに体現するが、 エンジンのかかりが遅いのだろうか、 開巻の「ヘアフォード邸」でのジャッキーとの長台詞の応酬が 胴間声の一本調子でノリが悪い。 強烈なジャッキーの野心に比べて、茫洋としたキャラクターが掴めない。 それがやがて、パーチェスターの「家…
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REVIEW 「ME AND MY GIRL」 Part.2

そうしてサリーは、ビルが自分とは住む世界が 地球の端と端ほど違うことをビルに判らせようと、躍起になる。 「どうして、そんなに自分をいじめるのか?」。 ジョン卿の問いかけに、サリーは「判らない?」とポツリ応えて、 「あなたの心を一度なくすと」を歌うが、 内心、ビルが自分の前から姿を消す時が来るのが怖いのだ。 それならいっそ…
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REVIEW 「ME AND MY GIRL」 Part.1

東京宝塚劇場 2008年6月24日13:30~ 「ME AND MY GIRL」 考えようによっては、これはなかなか際どい話である。 愛の疼きが登場人物の行動の基盤になっているからだ。 当然、そこにはセックスのほのめかしが随所にちらつく。 たとえば、取り澄ましたイギリスの上流階級の偽善的な夫婦生活。 マリア公爵夫人が…
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REVIEW 「Passion 愛の旅」 Part.2

第10場「Passion 燃えるリズム」は、布を翻して風が通り過ぎるや、 大和悠河が緑を基調にした派手な衣裳で登場。 蘭寿とむと北翔海莉とともに「マンボ・ナンバー5」に乗って 恋人を探すユーモラスな中詰は、熱っぽいラテンの世界だ。 大和と蘭寿、北翔は銀橋から客席降りするものの、 客席前方に留まり、勿体ぶらずに(?)、 も…
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REVIEW 「Passion 愛の旅」 Part.1

東京宝塚劇場 2008年4月4日15:30~初日           2008年5月15日18:30~ 「Passion 愛の旅」 今回の宙組公演は、芝居、ショウともに、 専科、轟悠の特別出演が新風を吹き込んだように思えた。 従来の宙組公演とは多少なりとも趣の異なる作風を、 芯に据えられた轟に引っ張られるように、 …
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REVIEW 「黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦」 Part.4

近藤文雄役の美郷真也は、前述のとおり、 美郷の宙組組長としての貢献が、そのまま叩き上げの 定年間近の外務事務官、近藤の役柄と重なり、それだけで感慨を誘う。 卒業の餞ともいうべき、白洲から情愛こもった言葉をかけられる一場は 嬉しい限りだが、老若男女(?)演じ分けられることのできる 芸達者のヴェテランの退団は、返す返すも惜しま…
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REVIEW 「黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦」 Part.3

轟悠は、まさに背筋がピンと張り詰めた “侍ジェントルマン”白洲次郎をリアリズムで生き抜いた。 「男は試して初めて自分の大きさが判る」と言い切った男の、 マッカーサーと相対するときの “従順ならざる日本人”の強情な表情も裏腹に、戦前の京都で 正子にプロポーズするときにこぼれる純朴な日本男児の風情。 正子がネクタイをきつく締…
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REVIEW 「黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦」 Part.2

そんなマッカーサーの思惑をよそに、朝鮮戦争が勃発。 日本に独立の気運が高まる中、再軍備し、 憲法改正を強行に主張する元軍人の辰美英一を白洲はこう諭す。 「憲法もたかが紙に書かれた文字にすぎない。 平和憲法を現実社会で活用し、 実践していく日本人の判断力に賭けてみようじゃないか」。 今の日本に、国民を信じようと 正面切っ…
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REVIEW 「黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦」 Part.1

東京宝塚劇場 2008年4月4日15:30~初日          2008年5月15日18:30~ 「黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦」 作、演出の石田昌也は、白洲次郎を、まるで幕末の志士のように描く。 “かつて日本にはこんな男がいた”風のオープニングは、 「維新回天・竜馬伝!」とも共通しているが、 白洲…
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REVIEW 「ミロワール-鏡のエンドレス・ドリームズ-」 Part.2

さて、そのマルキーズを演じた白羽ゆりが深いスリットの入った 赤のドレス姿で華やかにセリ上がって口火を切る 第5章「万華鏡」は、スタンダードジャズ3曲を唄い継ぐ 全編流れるようなパワフルな中詰だ。 まず白羽が、彩吹真央、音月桂ら男役を引き連れて唄い踊る 「チュニジアの夜」。男役のシックな黒の衣裳と 娘役のまばゆい黄色の衣裳…
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REVIEW 「ミロワール-鏡のエンドレス・ドリームズ-」 Part.1

宝塚大劇場 2008年1月7日13:00~         東京宝塚劇場 2008年3月25日18:30~ 「ミロワール-鏡のエンドレス・ドリームズ-」 前物のお芝居同様、新春公演らしい華やかで肩の凝らないショウだ。 作、演出の中村暁は、鏡をテーマに、 それぞれ独立した7つのシークエンスで構成させ、 豪華絢爛なプロロ…
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REVIEW 「君を愛してる-Je t'aime-」 Part.3

サーカス団のメンバーでは、彩那音のシャルルは 夢に向かって邁進する青年の心意気を、 山科愛のリュシールはマルキーズに心酔する 少女の純真な憧れにそれぞれ純白の魅力を注ぎ、 とりわけ事ある毎にマルキーズの口ぶりを真似する リュシールは何ともキュートだ。 マルキーズに「気を使わせまい」と心を配るふたりの マルキーズへの愛情…
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REVIEW 「君を愛してる-Je t'aime-」 Part.2

ジョルジュとマルキーズの関係は、いわゆる女性上位だ。 出会いがしらのぶつかりあいで、 マルキーズがジョルジュをやり込めるように、 ふたりの関係はマルキーズが引っ張ってゆく。 マルキーズにとって、恵まれた自分の境遇に気づいていない ジョルジュなんて、“いけすかない”金持ちに過ぎない。 それなのに、ジョルジュは“お邪魔虫”よ…
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REVIEW 「君を愛してる-Je t'aime-」 Part.1

宝塚大劇場 2008年1月7日13:00~         東京宝塚劇場 2008年3月25日18:30~ 「君を愛してる-Je t'aime-」 ショウビズ界においては、芸術と商業性の両立は永遠の命題だ。 それは宝塚歌劇でも例外ではないはずだ。 定番は観客を安心させるだろう。 けれど、新機軸がなければ飽きられてしま…
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REVIEW 「レビュー・オルキス-蘭の星-」 Part.3

オスカル・アライス振付による第16場「愛の場所」は、 このショウの一大クライマックスとなった。 「何処何処、愛愛」の不可思議な歌詞が切迫感を誘う中、 黄色の群衆に青とピンク各一点が混じる群舞のフォーメーションが 視覚的に鮮烈だ。やがて、ピンクのジャケットを脱いで、 上半身タンクトップ姿の遠野あすかが結わえていた長髪を解き、…
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REVIEW 「レビュー・オルキス-蘭の星-」 Part.2

アブエロの英真なおき、にしき愛、 アブエラの万里柚美、朝峰ひかりの4人の老人が、 子供たちにオルキス星について説明する軽い掛け合いの後、 第2幕「蘭の星」では、オルキスパロマの群舞のセンターから、 先程のおじいちゃんとは打って変わったラゲララ安蘭けいが、 高橋城作曲のリズミカルな主題歌とともに颯爽と登場。 頭に白い羽根を…
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REVIEW 「レビュー・オルキス-蘭の星-」 Part.1

宝塚大劇場 2007年11月15日15:00~                 2007年11月20日13:00~ 東京宝塚劇場 2008年1月12日15:30~           2008年2月8日13:30~ 「レビュー・オルキス-蘭の星-」 蘭とアルゼンチンタンゴという異色の連想の秀逸さ。 さらに、シーン毎に…
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REVIEW 「エル・アルコン-鷹-」 Part.4

齋藤吉正の演出は、まず舞台奥のスクリーンを 映画の開幕クレジットのように用いて、 オープニングの雰囲気を盛りあげる。 主演3人の横顔とともに、演者と役のそれぞれの名前を アルファベットで記載する手の込みようだ。 それに合わせて、主題歌「エル・アルコン-鷹-」を、 安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音が歌い継ぐとともに、 各人…
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