200w REVIEW '10 『9』

ジッパーのスライダーがネクタイのように見える「9」のがらんどうの胸中には、
“マシーン”にはない博士が授けた人間の心がある。
磁石を頭に当て快楽に耽る「8」など、各“人形”の個性が際立ち、
魂を幽閉するユニークな“マシーン”も巨大化、世界観が広がった一方、
“柔よく剛を制す”「9」の機知より
サヴァイヴァル戦のアクションが勝るのは、私には退屈だ。
何より「5」との無言のイマジネーション豊かな緊密な友情のペーソスが弱まり、
魂が宙に召還されるラストの感傷が稀薄に。
暴走する科学への博士の抵抗も既視感ありで、
荒廃した街に「虹の彼方に」が流れるメランコリーも、
『ウォーリー』の「日曜日に晴れ着を」のスケールに及ばず。


2009年アメリカ映画
配給=ギャガ
監督=シェーン・アッカー

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