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help リーダーに追加 RSS 200w REVIEW '08 『火垂るの墓』

<<   作成日時 : 2008/06/18 02:55   >>

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清太が校長一家の前で“どじょうすくい”できなかったのは、
美しいソプラノの長女に恋したからだろう。
あのとき照れなかったらの後悔とともに、
清太は一家が自刃した防空壕の前でどじょうをすくう。
その痛ましい少年の潔癖さが、兄妹を追いつめる。
母の形見の着物と引き換えに、
未亡人の強欲に目を瞑れば節子は餓死しなかったかもしれない。
が、海軍勤務の父を誇る軍国少年は生より誇りを選んだ。
「布団を被って悪い風が過ぎるのを待つ」なんてできないが、
「人間は喧嘩する動物だ」ともうそぶいた高山は、
空襲の最中、町会長に殺される。
わずか半年前のささやかな幸福は夢だ。
いつ止むとも知れぬ“悪い風”吹きすさぶ暗闇こそが戦争の現実だ。

2008年日本映画
配給=パル企画
監督=日向寺太郎
出演=吉武怜朗、畠山彩奈、松坂慶子、松田聖子


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